33歳で乳がんになっちゃった私の平凡な日常

乳がん患者家族から乳がん患者になってしまった33歳の私の平凡な日常をつづった日記です。

映画「東京難民」を見て。


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アマゾンプライムで鑑賞しました。

 2014年の作品です。

 

ごく普通の男子大学生だった主人公がどんどんどんどん不幸に見舞われて

 

いってしまう話です。

 

まず父親がある事情で大学の授業料を払えなくなり、しかもそれを

 

本人に伝えていなくていきなりある日大学を退学となってしまう。

 

そして、仕送りもなくなったことでアパートの家賃も払えなくなり

 

住む家を失ってしまう。

 

家を失ってネットカフェで暮らすようになるがそこからも不幸が続いて

 

いってしまいます。

 

まず思ったのが住む場所がないということは何をするにもとても難しい

 

ということ。

 

考えてみれば通常のアルバイトも住所がないというとそれだけできっと

 

落とされてしまったりするんではないだろうか。

 

そうすると、なかなか自分が希望する職に就くことは難しくなる。

 

それで必然的に日雇いの派遣などを選ぶことが多くなるんじゃないか

 

と思います。

 

映画の主人公も日雇いで働いたりするんですが、ネットカフェに泊まり

 

ながら毎日の生活もしてその中で家を借りるためのある程度まとまった

 

お金を貯めていくのは並大抵のことじゃないと感じました。

 

見ているとそこから這い上がるのはものすごく大変だということがわかり

 

ます。

 

落ちるのは一瞬なのにさ・・・やるせない。

 

 

 

映画の中で主人公は何も悪いことはしていないのに警察に職質を受けて

 

しまうシーンがあるのですが、住所がないとなったとたんに警察は怪しん

 

で結局、警察署に連れていってしまいます。

 

そういうのも現実的には仕方ないのかもしれないけど、主人公の立場的には

 

世間って本当に冷たいなと思ってしまいました。

 

自分のだらしなさや努力の足りなさでこういう状況に陥ってしまう人もいる

 

と思うけど、本人には罪のない不可抗力でこうなってしまう場合もあると思う

 

となんともやるせない気持ちになります。

 

 

 

どんどん悪いことが起きてはいくんだけど、その中ででも生まれる友情とかに

 

はちょっと感動したし、ホッとしました。

 

基本的に主人公がものすごく良い人!それがまた切ない感じでもあるんですが・・・

 

 

 

最後は本当に本当に大変なことになるんだけど、少し希望が見えるような終わり方

 

だったのでそれだけでも救われました。