アマゾンプライム会員になってから、映画をいつでも気軽に見られるようになったので、1度見たことのある映画を再び見ることが多いです。
本もそうですが、私はもう1回見るというのを全然できてしまうし、何なら好きかもしれないです。
1回目では見えなかったことが見えてきたり、前とは違う感覚で見られるので意外と新鮮に楽めます。
数日前に「悪人」という映画を見ました。
これは、たぶんもう3回目か4回目かもしれません(^^;
また見たくなったので見てみました。
長崎郊外で土木作業員をしている主人公(妻夫木聡)は内向的で友達も恋人もいなくて祖父母の面倒を見ながら生活していた。
唯一の楽しみは車に乗ることだけという毎日。
そんな彼が出会い系サイトで知り合った女性を些細なことから殺してしまう。
そのあと、本当に心を許せるような女性と出会うのですが、彼には警察の捜査の手が及んできてしまいます。
そして2人は逃げることを選びます。
主人公が殺してしまった相手は、昼間は保険外交員として働いているが、実は内緒で出会い系サイトで売春行為をしていた。
主人公ともお金のやり取りをして付き合っていたが、主人公の方は恋心を抱いていた。
しかし、相手は割り切った関係だという気持ちしかなく、ある日自分をバカにしたような行動をとられてカッとして殺してしまったのです。
だけど、そこにどんな理由があっても世間の人から見たら主人公はただの殺人犯であり、悪人とみられます。
主に6人の人が主軸となって描かれているのですが、みんなそれぞれの見方、立場を変えてみれば、善人であり悪人にもなる。
だから、人を1方向からだけ見て悪人だと簡単に決めつけるのは違うんじゃないかな、と思わされました。
誰かにとっての悪人がある人には善人だったりする。
とても当たり前のことに、ふと気付かされたような気持ちになりました。
うまく伝えられなくてすみません。
語彙力欲しい・・・精進します・・・
この映画の舞台が九州で、出てくる人全員が九州の方言で話すのですが、それも個人的には好きなポイントなんです。
九州に親戚がいるせいか、聞いているとなぜか落ち着きます。
この映画にも樹木希林さんが出ていました。
主人公のおばあちゃん役で、孫を思う切ない演技や日常のシーンの演技がとても素敵でした。
やっぱり存在感すごいなぁと改めて好きになりました。
正直、終始暗いトーンの映画なのですが、また見たいなと思うくらい好きな映画です。
最後までお読みいただきありがとうございました☆