今日で乳がんと告知されてから1年が経ちました。
1年前の今日びっくりしたけど、でもなぜか冷静で取り乱すことはなく淡々と先生の話を聞いていました。
いろんな検査を重ねていくうちに、もしかしたら乳がんなのかな?と考えることはあったけど、でもどこか現実味はなくて。
母親が乳がんだったのでいずれ自分も乳がんになるのかもしれないな~とは思っていました。
でもそれはあくまで、いずれの予定でした(^^;
そのいずれが33歳の自分に降りかかってくるとは正直思ってもいませんでした。
時間が経つにつれて、わたし乳がんだったんだってリアルに感じられてきてそこからは悪い方に悪い方にしか考えられなくなっていきました。
33歳まで大きな病気1つしたことありませんでした。
体が強いことだけが自慢みたいな感じだったので、このまま自分は長生きするんだろうな、なんてなんの根拠もなく思っていました。
自分が乳がんになってみて感じたのは、決めることが多いなーということ。
胸は全摘にする?それとも温存にして悪いところだけ切る?
病院はどこの病院にする?
術後の治療法はどうする?
自分が乳がんという事も受け止め切れていない中で、色々決めていかないといけないんだなと思ったのを覚えています。
もちろん、先生がこれがいいんじゃない?と提示してはくれますが最後に決めるのは自分です。
乳がんの詳しいことを全然知らなかったので、告知以降は鬼のようにネットや本で乳がんの情報を調べては、旦那さんやお母さんなどとこっちの方がいいんじゃないか?
いや、これの方がいいかも、と話し合いの日々。
旦那さんとは意見が分かれて喧嘩したりしてね・・・
ちょうど自分の気持ちも不安定で旦那さんに八つ当たりみたいになっちゃったりして。
旦那さんも不安だっただろうに、あの時の旦那さんにごめんなさいと言いたい。
手術が今年の1月半ばだったのですが、去年の年末は早く手術をしたいような、でも
すごく怖いなーという気持ちで落ち着かなかったです。
手術後は全摘をするのと同時にエキスパンダーをいれました。
手術後、その痛みが少し辛かったけど日にちが経つにつれて魔法のように痛みは
どんどん少なくなっていきました。
病院の通院の兼ね合いもあったので、3月末まで実家に滞在させてもらい(長い!)
4月からはこちらに戻り、旦那さんとの生活を再開させました。
そして、5月に受精卵の凍結を行いました。
ホルモン治療を5年することを決めたのでその間は妊娠ができません。
5年経ったら39歳。
そこから半年はあけないといけないので40歳。
自然妊娠も出来るとは思うのですが、主治医の先生が受精卵凍結しとくって方法も
あるんだよ、って教えてくれたので調べた上でやってみることにしました。
結果、何個かの受精卵を凍結して保存することができました。
婦人科の諸々が身体的に少し辛かったです。
そして、9月に東京にてエキスパンダーからシリコンインプラントへと入れ替える
手術を受けました。
今年2回目の全身麻酔でしたが、慣れることはなく不安になりましたが無事終える
ことができました。
結局今年は年の半分くらいを実家で過ごすことになってしまって旦那さんには申し訳
ないのと感謝の気持ちでいっぱいです。
その代わり、実家で母親と一緒の時間をたくさん過ごすことができたことはとても嬉しかったです。
1年前の自分に一言声を掛けるなら
「意外となんとかなってるから大丈夫だよー。そこまで考えすぎないでー。」
という感じでしょうか。
これからどんなことが起こるかはわからないし不安もあるけど、同じ病気のいろんな方のブログを読ませていただいていて、みなさんがとても前向きに治療されている姿を見かけるたびにとても勇気をもらっています。
ブログを書くことで考えていることが整理できたり、自分の気持ちを後から読み返せたりするのでブログは自分にとって今は大事なものになっています。
あの時あんなこと考えてたんだなって、たまに振り返ったりして。
それにいつもお付き合いいただいて、ありがとうございます!!
読んでいただける方がいるのって本当に嬉しいです。
たまにコメントなど頂けるとものすごく喜んでいます。
ちょうど1年の日だったので振り返らせていただきました。
最後までお読みいただきありがとうございました☆