先日NHKでやっていた放送を見ました。
番組に出ていたある女性。
３１歳の時に乳がんが見つかり、左胸を全摘したそうです。
その後抗がん剤を使うと卵巣が影響を受けて子どもを産めなくなるおそれが
あったためどうするか悩んだといいます。
私も３４歳でいずれ子供が欲しいなと考えていた矢先の宣告だったため
気持ちはものすごーくわかります。
ホルモン治療やっている間は妊娠できません。
３４歳から5年間ホルモン治療を行えば３９歳。
そこから半年あけて妊活を始めるということにどうしてもすぐ納得できず
なんとかならないものかとジタバタしました。
治療もしたいけど子供だって欲しいんですよね。
「命も大事だし、死にたくないし、子供をもつ可能性も失いたくないし。
失いたくないものだらけで。」
という言葉にものすごく共感しました。
この方は遺伝子検査を受けて再発のリスクなどを知り、抗がん剤は使わないという
選択をして現在妊娠中とのことでした。
遺伝子検査を行えば、再発リスクなどが数字でわかるので、こうしようという
決断の後押しになりますよね。
逆に再発のリスクが高いと出てしまった場合は、ショックが大きいのではないか
なと思いましたが、番組に出ていた先生は
「抗がん剤の効果がある、抗がん剤が効きやすいということになります。
これがデータとしてわかったので、たとえいろいろな副作用があっても、それを考えて
乗り越えることができたとおっしゃる方もいます」
とのことでした。
前向きにとらえていければいいけど、自分だったらどうしても不安や恐怖に支配
されてしまいそう、と思ってしまいました・・・。
今はまだ保険が効かないので費用は３０万円くらいとかなり高額です。
ここも悩みどころです。
受けたいけど気軽に受けられる金額ではない。
でも、ものすごく興味はもっています。
そして、経過観察記こそが辛いという内容も。
まさに最近考えてたことだったので興味深く見ました。
1度がんになった人なら、ずっと向き合っていかなければいけないこの不安。
乳がんは5年後以降の再発も多いようなので、いつになってもこの呪縛から
逃れることは難しいのかもしれません。
乳がんの妻を支える夫にもインタビューをしていてどうやって支えているかなどを
話していました。
確かに夫の支えってものすごく大事だと思います。
一番身近にいる人だから、夫にはうまく支えて欲しいなんて思ってしまいます。
ただ、夫も突然妻が乳がんになってしまうわけだから気持ちの整理とか大変だろうと
思います。
だから一方的に支えてね、ではなくて共に立ち向かう仲間みたいな感じで隣にいて
くれたらなと私は思っています。
うちの旦那さんはなんでも「大丈夫、大丈夫だよ」という人です。
最初は「無責任に大丈夫なんて言うな」とムッとしていた私ですが、今考えると
この言葉に励まされていたような気もします。
大丈夫って言われると本当に大丈夫かもとか思えてくるし。
ある種の洗脳？！
私がメソメソするタイプなので、こういう旦那さんで良かったと思ってます。
最後は乳がん検診にいきましょうということで締めくくられていました。
乳がんの検診って痛いというイメージが先行しすぎて怖くていけない人がたくさん
いると思います。
私もずーーっとそうでした。
生理前かとか胸の大きさとかによるのかもしれませんが、実際痛いか痛くないかと
言われれば、そりゃあ多少は痛いです。
私は貧乳だからかもしれませんが(^^;
それに技師さんの技量によっても変わってくるかもしれないから、とにかく1度自分
で行ってみて判断した方がいいかもしれません。
1度でもいいから。
ネットとかで調べてると余計な情報まで入ってきてしまいますしね。
でも、つい調べちゃうんだけど・・・。
あと、若い方は絶対に超音波エコーも一緒にやった方がいいです。
若いと乳腺が張り巡らされていてマンモだけでは見つかりにくいものも、エコーを
合わせて見ることによって、発見できたりするそうです。
実は私も、マンモだけでは見つからなかったしこりがエコーで見つかったんです！！
あの時マンモだけだったら・・・と考えると、今でも気付かすにいたと思います。
だから友達には２つセットで受けてねと強くお勧めしています。
最近、乳がんの事を特集する番組が多くてとても勉強になります。
私には乳がんの友達がいないので、こういうのを見ると励まされるというか
悩んでるのは自分だけではないんだな、と知れるのでありがたいです。
長いのに読んでくれた方ありがとうございました。
