江國香織さんが原作。
わかっていますが中谷美紀が綺麗です!!
神々しい。
中谷美紀がテディベア作家していて住んでる部屋とか作る料理とかコーヒーの淹れ方とかいちいちおしゃれでとても素敵です。
この夫婦うまくいってるのかと思いきやお互いにどことなく無理してる感がすごいのです。
「この家には恋が足りないと思うの。」
そんな中、中谷美紀がこのセリフを言うのですがなんかわかるなーって思っちゃいました。
夫婦って毎日が生活の積み重ねだよなーって思います。
本当に積み重なっていく。
まだ結婚生活四年目に入ったばかりの新参者が言うのも生意気ですが…。
最初は一緒に暮らすことが特別な事だったけど、毎日になると当たり前になってそれが絆とか愛になっていくということだと思うんだけど「恋が足りない」って表現には共感しちゃいます。
途中2人とも不倫しちゃいます。
しちゃうんですが、終わり方がなんか良いんです。
不倫映画のドロドロ感はほぼありません。
さわやかな不倫?!
そんなものはないとは思いますが、そんな表現が合ってるかなと思います。
最後の方でとあるおばあちゃんが
「1人で寂しくないんですか?」って中谷美紀から聞かれて答えたセリフ。
「寂しいわよ。1人でも2人でも寂しいものなのよ。」
このセリフもなんか好き。
2人だからって寂しくないなんてことはなくて、2人だから感じる寂しさって絶対にある。
そしてそれって1人の孤独よりもすごく寂しいこともありますよね。
そんなことを感じました。
基本的にあまり音がない静かな映画で見てるとすごく癒されます。
映画の中のこの夫婦はものすごく会話も少なくてとにかく静かに暮らしてます。
生活感もない!!
だから素敵に見える。
私は絶対にこんな静かには暮らしていけないけど、こういう夫婦もいいなと思いました。
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