33歳で乳がんになっちゃった私の平凡な日常

乳がん患者家族から乳がん患者になってしまった33歳の私の平凡な日常をつづった日記です。

読書メモ。「がんから5年」


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岸本葉子

 

気になっている岸本葉子さんのエッセイ。

今回はがんについて書かれていたものを手にとりました。

 

岸本葉子さんは大腸ガンの一つ虫垂ガンという珍しいがんを患ったそうです。

 

読んでいていくつも共感したり目からうろこだったりするとこがありました。

 

「だいじょうぶ」という言葉が支えになったっていうのは共感しました。

 

私の場合は旦那さんが今でもよく、だいじょうぶという言葉を言ってくれます。

 

告知は1人で受けたので病院出てすぐに旦那さんに電話しました。

もちろんこの時は頭真っ白で事態の深刻さもわからず涙も出ない状態でした。

 

乳がんだったよ」

私が伝えると一瞬の間の後

「だいじょうぶだよ」

って。

救われました。

 

その後もなにか困った事態になったり不安になったりする度に「だいじょうぶ」と言われ続けています。

 

たまに私の気分によっては

「そんな、無責任に根拠もなくだいじょうぶなんて言わないで」なんて可愛くないことを言うときもあります。

なんだか腹がたつこともあります、ありました。

 

だけど思い返すとやっぱり「だいじょうぶ」って言葉に励まされているなと思います。

 

 

見える後遺症と見えない後遺症があるというのもなるほどと思いました。

 

手術が終わったから終わり、ではないです。

手術が終わっても悩みは尽きません。

 

がんの場合はいつ再発するかもしれないとか、私の場合でいうと術後のホルモン治療の不安、胸の傷や形のことなどなど。

 

わざわざ自分から人に言うほどでもないけど今後ずっーとお付き合いしていかないといけない悩みたち。

 

これは自分で抱えていかなきゃいけないんだな、と思ってます。

 

岸本葉子さんの知人のがんを患った男性がやっていたという希望をもつ方法。

入院する前にツアーに申し込んだり旅行に着ていく服を買ったり。

 

希望の橋を架ける。

 

そういう希望をもつことはものすごく大事だな、と思いました。

私も次になにかあったらこういう前の向き方をしたいな。

 

 

自分が乳がんを告知された時は少し先の自分も考えられなくて、自分はどうなっちゃうんだろ?って不安な気持ちばっかりに支配されてとてもこんなに前向きには考えられなかったから。

 

考え方のヒントたくさんいただけた気がします。